2011年4月3日日曜日

EeePC 1201TにUbuntu 10.10 Maverick Meerkatをインストールする方法

私のメインマシン、EeePC 1201Tは購入日の夜にはリカバリ領域を消してUbuntuを導入しました。
思えばそれについては一度も書いていませんでしたね。
EeePC 1201T機種固有の部分もあるのでニッチな需要ですが書きたいと思います。

導入方法
  1. LiveCDのisoイメージをFTP/Torrentでダウンロードし、CDブート/USBブートでインストールする。
お好きな導入方法でどうぞ。

私はWindows 30GB, NTFSデータ領域150GB, EFI領域954MB, 拡張領域32GBに分けました。
拡張領域の配分は、Ubuntu 25GB, Ubuntu Alpha版 5GB, スワップ領域2GBです。

隠し属性になっていたパーティションはリカバリ領域です。
付属のDVDからリカバリ可能なので一応バックアップを取ってから削除してしまいました。

不明なパーティションになっていた部分はEFI領域です。
ブートローダをキャッシュしておくことによって高速な起動を可能にするBoot Booster機能に使用されています。
消してしまっても再作成が可能で、例えばsda3をEFI領域にする場合は、
sudo sfdisk --change-id /dev/sda 3 efi
とします。
16MB程度あれば余裕でしょうが、桁を間違えて954MBも割り振ってしまいました(笑)

起動画面(Plymouth)をちゃんと表示させる方法
  1. rootとして実行します。
  2. sudo -s
  3. Plymouthの設定を書き込みます。
  4. echo FRAMEBUFFER=y >>/etc/initramfs-tools/conf.d/splash
  5. 設定を反映します。
  6. update-initramfs -u
  7. 再起動します。
  8. sudo reboot

EeePCシリーズの本体を制御するJupiterを導入する方法
  1. PPAを追加します。
  2. sudo add-apt-repository ppa:webupd8team/jupiter
  3. リポジトリ一覧を再読み込みします。
  4. sudo apt-get update
  5. Jupiterをインストールします。
  6. sudo apt-get install jupiter jupiter-support-eee
  7. 再起動します。
  8. sudo reboot

EeePCシリーズ独自のホットキーを有効にする方法
  1. ブートローダの設定ファイルを開きます。
  2. gksu gedit /etc/default/grub
  3. 設定ファイルを書き換え、保存します。
  4. GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash"の行を編集し、GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet splash acpi_osi=Linux"と変更します。
  5. ブートローダに設定を反映します。
  6. sudo update-grub
  7. 再起動します。
  8. sudo reboot

如何でしょうか?
これでUbuntuの快適な使用が可能になると思います。

ちなみに、ATIのプロプライエタリなドライバを導入すると起動画面のPlymouthが文字で表示されてしまいます。
Compizなどはちゃんと動くので、それが嫌な人は導入しなくてもいいでしょう。
ただ、OpenGLの3D描画や動画再生支援は効きません。

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