2011年4月12日火曜日

Burg 〜Grubベースの美しいマルチブートローダ〜

Burgとは、Ubuntuを始めとしたLinuxディストリビューションで広く使われているGrubをベースに独自の改良を施したブートローダです。
特に特徴的なのはテーマ機能で、黒い背景に白い文字だけよりはマルチブート環境においてOS選択がとても楽しくなると思います。

←の画像は私のEeePC 1201Tで、Ubuntu 10.10, Windows 7, Ubuntu 11.04 Beta 1, Express Gate, Splashtop OSをアイコンで選択可能にしたものです。

主な機能
  • テーマのカスタマイズ
  • 美しいテーマで楽しいOS選択が出来ます。
  • エントリのフォルダ分け
  • リカバリモードは普段隠しておくことが出来ます。
  • エントリ名の変更
  • 長いエントリ名をすっきりさせることが出来ます。
  • パスワード保護
  • ユーザーを作成し、許可されたOSのみを起動させられます。
唯一の欠点は、カーネルのアップデート時に自動で設定が更新されないので、自分で"sudo update-burg"を行う必要があることです。
私もUbuntu 10.04 Lucid Lynxに乗り換えると共に導入しましたが、それ以外は問題なく使用できています。

導入方法
  1. PPAを追加します。
  2. sudo add-apt-repository ppa:bean123ch/burg
  3. リポジトリ一覧を再読み込みします。
  4. sudo apt-get update
  5. Burgをインストールします。
  6. sudo apt-get install burg
  7. インストール先を指定する画面が出てくるので、Ubuntuの入っているHDD/SSDなどに入れてしまい、Grubを上書きしてしまって構いません。

設定方法
基本的にGrub2と同様ですが、設定は引き継がれないため再設定してください。

設定ファイルの位置は、
"/boot/grub/"は"/boot/burg/"
"/etc/grub.d"は"/etc/burg.d"
"/etc/default/grub"は"/etc/default/burg"
と変更されます。


また、使用するコマンドも"sudo update-grub"から"sudo update-burg"、"grub-install"から"burg-install"などと全てburgに置き換える感じです。
また、Burg独自のコマンド、"sudo burg-emu"を使用すれば端末上で現在の設定をエミュレートすることも可能です。

テーマ
テーマファイルは元々あるもの以外に自作のものを使用したり、GNOME-LookやDeviantARTなどからダウンロードすたりすることも可能です。
以下、オススメTOP3です。

その他
Burg-manager
Burgの設定をGUIで編集できるソフトウェアです。
ここからテーマの入手も可能なので、導入してみては如何でしょうか?
ちなみに私は使っていませんが……。


マルチブート環境を鬱陶しく思っている方、必見ですよ。
これさえあれば逆にOSをコレクションしたくなってくるはずです(笑)

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