個別に適用したい場合のためにLinux環境限定ですがアップデータを展開方法をご紹介します。
また、system.imgなどを更に展開してファイルを取り出す方法もついでにご紹介します。
初期状態のUbuntuでの環境を想定しています。
展開方法
- 作業フォルダを作っておきます。
- 展開したい公式アップデータの"UPDATA.APP"を作業フォルダにコピーします。 展開したい公式アップデータが"UPDATE.APP"の場合はリネームしておいてください。
- 展開に必要なファイル"split_updata.pl"と"crc"をコチラから作業フォルダにダウンロードします。
- "crc"に実行権限を与えます。
- "split_updata.pl"を実行します。
mkdir IDEOS_extract
cd IDEOS_extract
chmod 700 crc
perl split_updata.pl
さて、肝心のアップデータの中身ですが、"system.img"と"recovery.img"と"boot.img"がありますね。
これらはfastbootで個別に焼くことができます。
"/cust"は"unknown_file.6"というファイル名で展開されています。
AMSSとベースバンドのデータもどれかなのでしょうが、わかったところで焼く方法がないのでスルーします。
"system.img"と"unknown_file.6"はそれぞれ"/system"と"/cust"なので実際はファイルの塊です。
これをzipファイルのように更に展開してファイルを取り出してみたいと思います。
これらはyaffsというファイルシステムですのでunyaffsにて展開可能です。
展開方法
- 作業フォルダを作っておきます。
- 展開したい"system.img"を作業フォルダにコピーします。
- 展開に必要なファイル"unyaffs"をコチラから作業フォルダにダウンロードします。
- "unyaffs"に実行権限を与えます。
- "split_updata.pl"を実行します。
mkdir system_output
cd system_output
chmod 700 unyaffs
./unyaffs system.img
"/cust"を展開したい場合は"system.img"を"unknown_file.6"に読み替えてください。
これで様々な公式アップデータを展開できますね。
まぁ、使用用途としてはカスタムROM適用で無くしてしまった公式のフォントを持って来たり程度でしょうが、一応展開環境があると安心ですね。
すみません、公式アップデータというのはオフィシャルな
返信削除場所からダウンロード出来るのでしょうか?
>>greenBrush様
返信削除日本通信版もHuaweiグローバルサイトにあるらしいのですがリンクが貼られていないため、ミラーサイトの方をご紹介しました。
私はHuaweiグローバルサイトのどこにあるのかは存じ上げません……。
ありがとうございました。探して見つかったら報告します。
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