Eee Pad Transformer TF101 では内蔵Flashが /mnt/sdcard にマウントされています。
Windowsでは専用のドライバを導入すると、ドライブレターは付かないもののPCにマウント可能です。
しかし、それでは何も面白くありません。
このブログ的にはUbuntuでもフルコントロールを可能にしてみます。
ついでに開発デバッグも可能になるので一石二鳥です。
注意
- ASUS公認の方法ではないため、導入は自己責任でお願いします。
- TF101側のシステム領域には手を加えないため、root化は不要です。
- Windowsでの公式の方法と同じく、/sdcard/Android/data などマウントされない部分があります。
- 怖い方は Bluetooth File Transfer というAndroidアプリで一応UbuntuのNautilus上にマウント可能ですのでそちらで代用してください。
- TF101内でのファイルの移動には非対応で、PC・TF101間での転送のみ可能です。
- TF101を接続していない時もデバイス一覧にTF101が表示されることになりますが、気にしないでください。 一応回避策もありますので下の方をご覧ください。
手順
- Eee Pad Transformer TF101をPCに接続した状態で起動します。
- xda-developers フォーラムのMount Transformer to Linux Mint - automated.より、TransformerMount2.7z をダウンロードします。(要XDAアカウント)
- TransformerMount2.7zを解凍し、TransformerMount2.bash を取り出します。
- Android SDK などで使用される /etc/udev/rules.d/51-android.rules がないと失敗するようなので、空ファイルでもいいので生成しておきます。
- TransformerMount2.bash をダブルクリックで開き、端末内で実行します。
- 後は全自動で導入が終わるので、終了したらPCを再起動します。
- NautilusでTF101を認識したら成功です。
sudo touch /etc/udev/rules.d/51-android.rules
どうでしょうか?
Ubuntuを母艦としてファイルの転送が出来るようになり、とても便利になりました。
ちなみに私はスクリプトを改変してより便利に改変しました。
接続時にマウントポイントを作成させ、接続解除時にマウントポイントを削除させてみます。
- udevの定義ファイルを開きます。
- 以下の二行を追加し、保存します。
- fstabを開きます。
sudo gedit /etc/fstab
- 以下の1行をコメントアウトし、保存します。
- Ubuntuを再起動します。
sudo gedit /etc/udev/rules.d/51-android.rules
ACTION=="add", SUBSYSTEM=="usb", ATTR{idVendor}=="0b05", ATTR{idProduct}=="4e1f", MODE="0666", RUN+="/bin/bash -c 'mkdir -p /media/Transformer && mtpfs /media/Transformer -o allow_other'"
ACTION=="remove", SUBSYSTEM=="usb", ENV{ID_VENDOR}=="ASUS", ENV{ID_MODEL_ID}=="4e1f", RUN+="/bin/bash -c 'fusermount -u /media/Transformer && rmdir /media/Transformer'"
mtpfs /media/transformer fuse user,noauto,allow_other 0 0
0 件のコメント:
コメントを投稿