画像はLFGideos ICSを適用済みです。 |
FroyoのIDEOSは完全に時代遅れになったかといえば、そうではありません。
CyanogenMod 9とは、Android 4.0.3 IceCream Sandwichをベースとした巨大カスタムROMプロジェクトです。
Androidに不満を持つ人々がどんどんソースコードレベルで改良点を書き換えているもので、公式とは比べ物にならないくらい使いやすく、設定項目も豊富です。
もともとSony Ericsson, HTC, SAMSUNGなどの有名端末向けのプロジェクトですが、有志がIDEOS向けにもビルドしてくれています。
なお、私がこれを改悪しているプロジェクト、"LFGideos ICS"もご覧ください。
特徴
- Android 4.0.3 IceCream Sandwichベース。
- タブレット向けのAndroid 3.x Honeycombの各機能が解禁されました。
- ユーザーインターフェイスが一新されました。
- 標準システムアプリが一新されました。
- スペルチェック機能やデータ通信量計測など細かな機能が多数搭載されました
- その他多数の更新があります。
- CyanogenMod 9 Nightlyベース。
- 世界各国の様々なAPNが登録されている。 国内だとdocomoとSoftBankのAPNが複数登録されています。
- 通知領域からWiFiやGPSなどの設定を変更できる。
- ロック画面を自由に選択できる。
- Google Public DNSを利用している。
- Google Appsが標準同梱されていない。 マーケットからインストールできないものはClockworkMod Recoveryから、マーケットからインストールできるものはGoogle アカウントのセットアップを行った時点で導入可能です。
- その他多数のカスタマイズが可能。
- 動作速度は少しもっさりで遅め。
- バッテリーの減りはLFGideos GBより少し多い程度。
問題点
元々IDEOS向けではなく、ソースコードのみ公開されているCyanogenModを無理矢理移植したものなので、いくつか注意点があります。
- USB/WiFiテザリングが動作しない。 別途サードパーティ製のアプリを導入することで動作可能です。
- カメラが動作しない。 現在修正作業中のようです。
- ライブ壁紙が動作しない。 重いのでどうせ使いませんが、一応。
- 動画のH/W再生が動作しない。 YouTubeなども見られません。MX 動画プレーヤーなどでS/W再生を行ってください。
- ハードウェアアクセラレーションが一部効いていない。 有効になれば更に快適な動作が見込まれます。
- 通信事業者一覧の取得に失敗する。 SIMを指しておけば自動選択されるので特に問題なしです。
- カーネルは2.6.32.9のまま。 一部クローズドなチップが存在するため、カーネルは更新されていません。
- 最新のOSを使用することができる。 これが最大のメリットです。Android 4.0.3 Ice Cream Sandwichの全機能を惜しみなく使うことができます。
- CyanogenModの独自機能を使うことができる。 通知領域から設定トグルなど便利な機能が豊富にそろっています。
- 今年の新機種の人に劣等感を抱かずに済む。 国内ではGalaxy Nexusが4.0.3と肩を並べて最新のOSが利用できるのでドヤ顔しましょう。
導入方法
導入時に/dataは初期化されませんが、初期化が必要なのでTitanium Backupなどで事前にバックアップを取っておきましょう。
- 過去記事を参考に、ROM ManagerよりClockworkMod Recovereyを導入します。 導入済みの場合はスルー。
- フォーラムからアップデータとWiFi修正パッチをダウンロードし、microSDカードへ書き込みます。
- ClockworkMod Recoveryを開きます。
- "wipe data/factory reset"にて、/dataを初期化します。 CyanogenMod 7.xからのアップデートもサポートされていますが、いくつかバグが残る可能性があるので推奨します。
- "mounts and storage" → "format /system"にて、/systemを初期化します。
- "install zip from sdcard"→"choose zip from sdcard"にて、転送した"update-cm-9-01272012-NIGHTLY-U8150-signed.zip"を選択し、決定します。 導入には少し時間がかかるので紅茶でも淹れて待ちましょう。
- "install zip from sdcard"→"choose zip from sdcard"にて、転送した"Wifi-Fix-U8150.zip"を選択し、決定します。
- 終了したら、"reboot system now"で再起動します。 初回起動にはとても時間がかかるので先程の紅茶でも飲んで優雅に待ちましょう。
導入後Wi-FiがONにできません
返信削除環境はb-mobileのIDEOS(U8150)で
ROMはもちろん"LFGideos ICSです
またIS01でも同様の不具合がおきてます
大変だとはおもいますが不具合の
修正おねがいします
LFGideos ICSはまだ用意していませんが……。
削除CyanogenMod 9 Nightlyなら、初回起動時にWiFiがONにならないのは既知のバグのようです。
再起動後は正常につながるという報告は多数あります。(私もそのパターンです)
と思ったら、最新版では初回起動以外でもWiFiがONにならないのですね。旧Verの使用を推奨します。
削除Not working:
返信削除WiFi
USB Tethering
WiFi Tethering
Camera
Live Wallpapers
Hardware Video Decoding
Full HW accellerati
フォーラムより まだ機能していない機能があるみたいですね
To do list:
•Camera
•Graphics smoother
• Fix WiFi
これからのようですよ
いつもありがとうございます。もう少し様子見して導入使用と思います。
アップデータがダウンロードできなくなっています。
返信削除そうですね。
削除スレッドの終わりの方に載っていますが、
http://goo-inside.me/devs/tilal6991/u8150/update-cm-9-02122012-NIGHTLY-U8150-signed.zip
よりダウンロード可能なようです。