CM4IS01 ～IS01でAndroid 2.2.1 Froyoの未来へ～

SHARPに見捨てられたIS01も、有志によってAndroid 2.2.1 Froyoの未来へ行くことが可能になりました。
Android 2.2.1を改良したCyanogenMod 6が導入可能となっており、十分サクサク動きます。
それも、デュアルブートが可能となっているため、Android 1.6の世界を保ったまま移行できます。
というわけで前回紹介した方法でroot化したベースバンド01.00.16の個体向けの導入方法をご紹介します。

方法

1. 気まぐれLinux様のCM4IS01 110905 unstable kernelをダウンロードします。
2. 気まぐれLinux様のCM4IS01 110927 unstable systemをダウンロードします。
3. 気まぐれLinux様のandroid.policy.jarをダウンロードします。
4. ae2break.zipをダウンロードします。
5. 各ファイルをmicroSDへ転送します。

> adb push system-110927.tar.gz /sdcard/

転送には少し時間がかかるので茶葉でも用意して待ちましょう。

> adb push froyo_bootv3.img /sdcard/

> adb push android.policy.jar /sdcard/

6. Systemを/dataに展開します。

$ au

# mkdir /data/cm4is01

# cd /data/cm4is01

# gunzip -cd /sdcard/system-110927.tar.gz | tar -xvf - -C /data/cm4is01

展開には少し時間がかかるので紅茶でも淹れて待ちましょう。

# mv system-110927 system

# cp /sdcard/android.policy.jar /data/cm4is01/system/framework

# chmod 755 /data/cm4is01/system/framework/android.policy.jar

# mkdir data cache

7. ae2breakを導入します。

> adb shell mkdir /data/local

> adb push ae2break /data/local/

> adb shell chmod 555 /data/local/ae2break

8. NANDロックを解除します。

$ au

# stop mediayamaha

# kill -9 `pidof mediayamahaserver`

# /data/local/ae2break

9. KernelをRecovery領域に焼きます。

# flash_image recovery /sdcard/froyo_bootv3.img

10. CM4IS01へ再起動します。

# sync

# sync

# sync

# reboot recovery

初回起動にはとても時間がかかるので先程の紅茶でも飲んで優雅に待ちましょう。

初期設定

1. 初回起動後はSetup Wizardを選択します。
2. パーミッションを再設定します。

> adb shell

$ su

# fix_permissions

# reboot recovery

3. 各自タイムゾーンや言語の設定を行ってください。

正常に導入できていることが確認できたら、microSDに転送された3つのファイルは削除してしまっても構いません。

USB接続, USBデバッグが使用できない場合は以下のコマンドを使用してください。

$ su

# echo 1 > /sys/devices/platform/msm_hsusb_periphera/qxdm_enable