IDEOSのシステム領域を工場出荷時の状態に戻す方法 (日本通信版SP03にアップデートする方法)

IDEOSへカスタムROMを入れたりrootを取って様々なファイルを書き換えたりしている内に、導入に失敗して起動しなくなってしまう可能性があります。

その場合、日本通信版IDEOSのファームウェアアップデータを書き込んでしまえばシステム領域が工場出荷時の状態に戻ります。
また、日本通信版以外のIDEOSに書き込んだ場合も日本通信版の工場出荷時の状態のシステム領域と同様の状態になります。

データ領域は残るので、データ領域が破損していない限りアプリの設定/データ類は助かるはずです。
しかし、ClockworkMod Recoveryは再度入れなおしになります。

導入方法
注意:カスタムROMを導入している場合は事前にカスタムリカバリから"wipe data/factory reset"を実行しておきましょう。

1. IDEOSの公式FWの非公式ミラーFTPサーバから"U8150 V100R001C126B831SP03.zip"をダウンロードし、展開します。
2. 展開してできた"dload"フォルダをmicroSDのルートに書き込みます。

これだけで準備は完了です。
さて、この用意をしておけばたとえ出先であっても初期化を実行することができます。

初期化方法

1. IDEOSの電源を切ります。
2. Vol+, 終話 の2つのキーを押しながら電源を入れます。

それだけで自動で初期化が開始されます。
あとは紅茶でも飲んで優雅に過ごしていてください。

備えあれば憂いなし、これで安心して改造が楽しめますね(笑)

2011/04/11追記:データ領域が残るのは嬉しい反面、カスタムROM環境から公式ROM環境へ戻すと起動しなくなることがあります。
その場合にはIDEOSのユーザー領域を初期化してあげましょう。

Android System Recoveryを用いる場合

1. 通話ボタンとVol +ボタンを同時に押しながら電源を入れます。
2. Android System Recoveryが起動するので、"wipe data/factory reset"を実行し、工場出荷時に戻します。
3. "reboot system"を実行し、再起動します。

Android SDKを用いる場合

1. 終話ボタンとVol -ボタンを同時に押しながら電源を入れます。
2. 起動画面で固まるはずなので、PCに接続します。
3. コマンドプロンプト/Terminalより、"fastboot erase userdata"を実行し、消去します。
4. コマンドプロンプト/Terminalより、"fastboot reboot"で再起動します。