CiNiiの学術論文を読んでいて考えつきました。
英語の「Free」には、「自由」・「無料」という二つの意味が含まれています。
その2つの単語をラテン語で表すと、「Liber」・「Gratis」となって別の意味となります。
「Liber」は自由という意味で、フランス語で「Libre」、英語で「Liberty」となります。
「Gratis」は好意又は親切の心情から、報酬または補償なしでという意味です。
「Free」は両方の意味を持っています。
だから、「Free」だけだと無料のものを自由であるかのように勘違いしてしまうのです。
以下、Wikipedia「フリーソフトウェア」より引用。
フリーソフトウェア (free software) とは、ソフトウェアのうち、フリーソフトウェア財団が提唱する自由なソフトウェアを指す。大半のフリーソフトウェアは無償(フリー)として配布されているが、全てのフリーソフトウェアが無償というわけではない。とのこと。
ここでいう自由と無償のソフトウェアの定義は次の通りである。
自由なソフトウェア : コピー、研究、変更、配付等の扱いに関して、ほとんど、またはまったく、制限が付けられていないソフトウェア。ソースコードの開示を前提とする。自由なソフトウェアとして扱っていない、すなわち改造や再配布などに制限が掛かっていたり、ソースコードが開示されていない、無償で利用できるソフトウェアとは異なる概念であり、この場合はフリーウェアもしくは無料ソフトと呼ぶことが望ましい。
無償のソフトウェア : 利用するために料金を必要としないソフトウェア。
逆に自由なソフトウェアであれば、ソフトウェアが有償であれフリーソフトウェアと呼ぶことができる。ただし、前述したように配布が自由であるため、ほとんどのフリーソフトウェアは無償で配布されている。
このブログではLibreなソフトウェア(LinuxやGNUプロジェクトのソフトウェア等)やGratisなソフトウェア(各種フリーウェア)について主に取り上げているので、これらの単語が適すると思い、このブログ名にしました。
しかし、フリーウェアの事は今後もフリーソフトと略します。国内のWindowsの世界では、フリーソフトという単語のほうが一般的なので、逆に混乱を招くと考えたからです。問題があればコメントよろしくお願いします。
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