Debian GNU/Linuxとは、歴史が長く保守的なLinuxディストリビューションです。
今回のDebian 6.0 squeezeでは、LinuxではなくFreeBSDカーネルを採用したDebian GNU/kFreeBSDがテクノロジープレビューとして登場しました。
FreeBSDには、カーネルレベルでLinuxバイナリの互換機能があるためLinuxのユーザーランドでも使用できるのです。
Linuxディストリビューションを大きく3つに分けるとその内の一派はDebianから派生したものとなりますが、その本家Debianがその方法を取ったという事は、その派生形のディストリビューションもFreeBSDカーネルを選択しやすくなります。
UbuntuはDebianから派生した(Canonical社と色々あった)ディストリビューションなので、FreeBSDカーネルが使える日が来るかもしれません。OpenSolarisカーネルを使用したNexenta Coreも既にあります。
Linux MintはUbuntuベースですが、Debianから直接派生させたLinux Mint Debian Editionの制作が進んでいます。
ライセンス的に厳しいですが、事実上LinuxとFreeBSDの融合が始まるかもしれません。
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