その次期バージョンとなるFirefox 8の正式版がリリースされました。
Windows, Mac OS X, Linuxに対応し、公式サイトからダウンロードできます。
新機能
- 外部プログラムによってインストールされたアドオンは、ユーザが明示的に選択しない限り無効化されるように。 Java SEなどのユーザーの許可なくインストールされたアドオンが無効化されるようになりました。
- 初回起動時に アドオン選択ダイアログ を表示。 以前インストールしたアドオンを手動で管理できます。
- 検索バーに Twiiter を追加。 @xxxxxで検索するとプロフィールを表示する、などの機能も付いています。
- タブを選択時に読み込む設定を追加。 セッション復元時に非アクティブなタブを読み込まないようにすることで起動時間が短縮されました。
- タブを移動、並べ替え、切り離ししたときのアニメーション効果を改善。 より直感的で分かりやすいアニメーションになりました。
- audio、video 要素を使ったときのパフォーマンスとメモリ処理を改善。 HTML5が実用に耐えるレベルへと昇華しました。
- WebGL の クロスドメインテクスチャ が CORS に対応。 Firefox 5にて一度セキュリティ上の懸念から無効化されていたものですが、晴れて復帰しました。
- HTML5 コンテキストメニューに対応。 Webページ上での右クリックメニューに対応し、ネイティブアプリのように扱えるようになりました。
- insertAdjacentHTML に対応。 もともとIE4で導入され、HTML5に正式に追加された要素です。
- 多くの言語で CSS hyphens の対応を改善。 単語の途中での改行方法を指定する要素です。
- WebSocket 対応を改善。 Chromeに追随し、最新版を搭載しました。
- いくつかの安定性に関わる問題を修正。
- いくつかのセキュリティ問題を修正。
メモリをバカ食いしている通称"ダークマター"が着々と削除されてFirefox 7よりも更に省メモリになり、かなりパフォーマンスが上がりましたね。
Firefox長年の敵、ダークマター撲滅には期待です。
非対応とされてしまうアドオンは、Add-on Compatibility Reporterを使用して対応状況を確認・送信し、開発に貢献してください。
導入方法(Ubuntu標準のものをアップデートする方法)
Ubuntu 11.04, 11.10をご利用の方は、自動で標準のFirefoxがアップデートされます。
10.04や10.10をご利用の方は、Firefox 4以降を導入してあれば自動でFirefox 8へ更新されます。
導入方法(Ubuntu 10.04・10.10)
Ubuntuでリポジトリより導入する方法をご紹介します。
これによってFirefox Releaseチャンネルの更新が受けられるようになります。
- まず、PPAを追加します。
- リポジトリ上のソフトウェア一覧をアップデートします。
- リポジトリ上のソフトウェアをすべてアップデートします。
- Firefoxの日本語言語パックを導入します。
sudo add-apt-repository ppa:mozillateam/firefox-stable
sudo apt-get update
sudo apt-get upgrade
sudo apt-get install firefox-locale-ja
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