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2011年4月17日日曜日

UbuntuでSun Javaを使う

Ubuntu 11.04で環境構築しようとして思い出したので一応。

最近のUbuntuでは標準でオープンソース版のJava実行環境、OpenJDKがインストールされています。
OpenJDKは簡単に言うとSun Javaからプロプライエタリなコードを取り除きオープンソース化したもので、ほぼ完全な互換性があります。
しかし、OpenJDKは若干機能的にSun Javaに遅れている部分もあり、またWindows環境ではSun Javaがほぼ確実に使われているため、互換性の面で多少不安が残ります。

そこで、Sun JavaをUbuntuにインストールしてみましょう。

導入方法
  1. まず、
    • Javaアプリケーションを実行したいなら
      • sudo apt-get install sun-java6-jre
    • Javaアプリケーションを開発したいなら
      • sudo apt-get install sun-java6-jdk
    • Javaアプレットをブラウザでを楽しむなら
      • sudo apt-get install sun-java6-plugin
    をインストールします。
  2. 次に、日本語フォントをインストールします。
  3. sudo apt-get install ttf-kochi-gothic ttf-kochi-mincho ttf-sazanami-gothic ttf-sazanami-mincho
  4. 最後に、システムの設定をSun Javaのものにします。
  5. (Alternatives ConfiguratorにてGUIで設定も可能)
    sudo update-alternatives --set java /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/java
    sudo update-alternatives --set javaws /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/bin/javaws
    sudo update-alternatives --set mozilla-javaplugin.so /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/lib/*/libnpjp2.so
    "*.jar"ファイルを開くときにSun Javaに関連付けられていなければ手動で変更してください。
以上で導入は終了です。

P.S.日本語フォントを上記の方法で導入するとGoogle Chromeの設定画面までフォントが変わってしまうようです。
以下の手順でお願いします。
  1. Sun Javaのフォントフォルダへ移動します。
  2. cd /usr/lib/jvm/java-6-sun/jre/lib/fonts
  3. fallbackフォルダ(表示できない文字がここから読み込まれる)を作成します。
  4. sudo mkdir fallback
  5. fallbackフォルダへ移動します。
  6. cd fallback
  7. Takaoフォントのリンクを貼ります。
  8. sudo ln -s /usr/share/fonts/truetype/takao/Takao* ./
以上の手順で日本語フォントを導入すると上手くいくようです。

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