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2011年3月29日火曜日

iOSでGoogleを活用しよう! 〜Google Sync編〜

Google Syncとは、Googleがスマートフォンに提供するMicrosoft Exchangeを用いた同期サービスで、Google, Google Apps, livedoor, au oneなどのアカウントに対応しています。
Androidでは標準で有効になっていますが、iOSではGoogleが説明ページを用意されているだけです。
iOSでも標準でGmailとメール, カレンダー, メモを同期する機能がありますが、それよりも高機能な同期が行えます。

主な機能
  • Gmailのプッシュ配信(=ケータイのSMS/MMSのように着信する)
  • 標準のGmailではフェッチ(=自分で確認or指定した時間ごとに確認)しかできない。
  • Gmail連絡先の同期 or 照会
  • Google カレンダーの完全な同期
  • 標準のGmailではカレンダーは1つしか同期出来ない。
  • Google カレンダーの通知

導入方法
  1. "設定"アプリを開きます。
  2. "メール/連絡先/カレンダー"→"アカウントを追加..."→"Microsoft Exchange"を選択します。
  3. 以下のように入力し、"次へ"を選択します。
  4. メールGmailアドレス
    ドメイン(空欄)
    ユーザ名Gmailアドレス
    パスワードGoogle パスワード
    説明任意の名前 (Google Syncなど)
  5. "サーバ"欄が加わるので、"m.google.com"と入力し、"次へ"を選択します。
  6. サーバm.google.com
  7. ここで同期させるサービスを選択しますが、既存のデータは削除しないように"iPhoneに残す"を選択しましょう。
これで完了です。

比較
標準で用意されている"Gmail"欄と、今回使用した"Microsoft Exchange"欄はどちらがいいのか、少し比較してみます。
アカウントGmailGoogle Sync
SMS/MMSの着信正常文字化け
着信方法フェッチプッシュ
メモ同期可能同期不可
連絡先同期可能同期不可
同期出来るカレンダーの数1つ全て
カレンダーの同期方法"カレンダー"の起動時プッシュ
どちらも一長一短なので、ここは併用をオススメします。
"Gmail"ではメールとメモを有効にし、"Microsoft Exchange"側では連絡先とカレンダーを有効にします。
Gmailでケータイとはメールしない、という方はMicrosoft Exchange側のメールを有効にしてもいいでしょう。

設定方法
  • Google Syncでメールの同期を有効にした人は、"同期するメールの期間"を"制限なし"に指定しておきましょう。
  • また、Google Syncでカレンダーを有効にしても、まだ1つしか同期されませんよね。
  • これはGoogle Syncの設定を変更する必要があります。
  • Safariから"http://m.google.com/sync"にアクセスします。
  • まだ日本語の設定画面は用意されていないので、"言語を変更"から"English (US)"を指定しましょう。
  • Manage devicesで自分の端末を開き、有効にするカレンダーを選択し、"Save"したらSafariを閉じます。
  • "カレンダー"を開き、確認してみましょう。複数のカレンダーが動機されているはずです。
私はこの手順で計画停電カレンダー, 日本の祝日, 東京の天気も同期させています。

AndroidじゃなくてもGoogleサービスを更に快適に使うことの出来る方法でした。

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