Google 日本語入力とは、Googleが開発しているWindows/Mac OS X用の日本語入力システムです。
オープンソース版のMozcは以前紹介しましたね。
今回は、正式リリースとその後のアップデートによって最強と謳われたATOKを超えたかもしれないと感じたので、記事にしてみます。
このGoogle 日本語入力の特徴は、固有名詞や流行語、インターネットスラングなどに強いことです。
小説や漫画、ドラマやアニメなどで使われている固有名詞なども一発変換できる程の精度の高さです。
Googleは検索データベースを生成するために世界中のWebサイトを巡回する際に単語を収集しています。
インターネット上には様々な単語が書かれているため、自動生成された辞書がそのような特徴を持っているわけです。
また、学習能力に優れていて、しばらく使っているうちに自分にあった変換候補を提案してくれるようになります。
もちろん、Mozcと同じく「いま」や「らいねん」、「5+3=」などで変換すると、日付や時刻、計算結果を出力してくれます。
毎朝起きたら「おみくじ」と変換してみてくださいね。
逆に、誤変換が辞書収録されてしまっている、という欠点もあります。
そのためビジネス向きではないと思われますが、自宅で使用するならMicrosoft IMEよりは使いやすいと思います。
ちなみに、Google 日本語入力 Cloud APIを利用すればGoogle 日本語入力がインストールされていなくてもWebアプリから変換が可能なため、iPadやAndroidでもその成果を使用可能です。
実際にIDEOSでも確認しました。
(2011/04/20追記:Dev 1.1.690.100をベースに以下を書き足しました。)
最新開発版では再変換機能やリアルタイム変換(Win/Mac)、手書き文字認識に文字パレット(Win)が実装され、Microsoft IMEやATOKなどに劣らない機能が実装されるようになりました。
Microsoft IMEの開発が中国へ移り精度が落ちていたり、ATOKではよろしくないと判断された単語が自主規制されているなどしている中、今一番伸びている日本語入力システムだと思います。
ATOKのように高級なソフトウェアではなく、無料で使えるため、みなさん一度試してみてはいかがでしょうか。
P.S.ATOKのような方言や電子辞書連携機能が搭載されたら最強なんですけどね。
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