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2011年3月1日火曜日

Banshee 〜Ubuntuで使えるiTunes風楽曲管理ソフト〜

Bansheeとは、フリーソフトウェアのメディアプレーヤーです。
音楽や動画を再生・管理するだけでなく、Ubuntu One StoreやAmazon MP3 Storeなどのオンラインストアと連携していたり、YoutubeやWikipedia、last.fmなどのWebサービスと連携していたり、と多機能なメディアプレーヤです。
iPodやiPhoneなどのApple製品、IDEOSなどのAndroid端末、Walkman、その他のMP3プレーヤ、などと幅広いデバイスに対応しています。
それらの機能はプラグインとなっており、不要なものは無効にでき、また必要なものを別途インストールすれば機能拡張ができるようになっています。
Linux版だけでなく、Mac OS X版やWindows版もあるようですが、未確認です。

Novell社の元でオープンソースで開発が進められているため、openSUSEでは既に標準のメディアプレーヤとなっています。
Ubuntuでも9.10の開発時から採用が検討されはじめ、11.04でようやく採用が決まり、現在急ピッチで開発が進められています。
従来のUbuntuで採用されているRhythmboxに比べ、ディスクスペースの削減ができるそうです。
それだけでなく、動作も軽く、私は10.04の頃から愛用しています。

IDEOSを接続した場合
IDEOSで再生した場合
使用方法
iTunesやRhythmboxのライブラリをインポートしてすぐに使い始められます。
基本的にiTunesやRhythmboxなどと同じなので、注意点のみメモしておきます。
  • iOS4.2.1以降の端末はUbuntuで認識しません。過去記事を参照して認識させてください。
  • IDEOSのサポートは安定版だと1.8.1、開発版だと1.9.0で追加されたので、アップデートが必要です。
  • 非対応のMP3プレーヤを手動で認識させる場合は、SDカードのルートに「.is_audio_player」という名前の空ファイルを作成してください。
インストール方法
Ubuntu TweakのアプリケーションセンターでBansheeを探し、インストールしてください。
IDEOS対応版の安定版は、Ubuntu Tweakのソースセンターで「Banshee Team PPA」を追加し、更新してからBansheeをインストール/アップデートしてください。
開発版は「Banshee unstable Builds」、日刊版は「Banshee daily Builds」を追加すればアップデートできます。

2011/03/01追記:iTunesで正常に表示できていたタグがBansheeで文字化けする場合は、iTunesの曲名上で右クリック→「ID3タグを変換」でv2.3に変換すれば文字化けが解消されるようです。

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