これでは文章を打つときに不便ですよね。
そこで、Google日本語入力のOSS版、Mozcを導入してみましょう。
Web解析によって取得した、最新のトレンドにも対応した膨大な語彙力の辞書データが特徴のGoogle日本語入力ですが、Mozcにはそれが含まれていません。
また、Mozc自体はUbuntuの標準リポジトリに用意されていますが、結構昔のバージョンです。
そこで、Mozcをソースから自力でコンパイルして、辞書データを自力で作成する……と敷居が高く、時間もかかりますね。
幸い、憩いの場さんが辞書データを追加してコンパイルして、PPAを公開しているので、そちらを利用させていただきます。
まず、憩いの場さんのPPAを追加します。
sudo add-apt-repository ppa:ikoinoba/ppaそしてリポジトリのアップデート。
sudo apt-get update最後にMozc関連ファイルのインストール。
sudo apt-get install ibus-mozc mozc-server+dict mozc-utils-guiこれで完了です。
ログオフ or 再起動後に、「システム」→「設定」→「キーボード・インプットメソッド」を開き、「インプットメソッドの選択」→「日本語」→「Mozc」を選択して追加します。
順番をAnthyの上にすればMozcの導入は終了です。
Anthyは削除してしまっても構いません。
ところで、Mozcには便利な変換候補を表示する機能がありますが、標準では3件しか出てきません。この候補の数を変えてみましょう。
Mozcの設定は、端末で
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=config_dialogと入力して起動します。
「サジェスト」→「その他の設定」→「サジェストの最大候補数」の数値を好きな数に設定します。
どうでしょうか?とても快適な日本語入力が行えるようになったと思います。
辞書登録は、端末で
/usr/lib/mozc/mozc_tool --mode=dictionary_toolと入力して起動します。
他の人が作成した辞書データをダウンロードし、追加するとかなり賢くなるかもしれません。
MozcはMicrosoft IMEの辞書データもインポートできます。
和英変換辞書、Google日本語入力強化辞書、顔文字辞書等がおすすめです。
また、Mozcには便利な機能が付属しています。
「いま」、「きょう」、「らいねん」などの単語を変換すると、その日時を表示してくれます。また、簡易電卓機能も搭載されており、「5000*80=」等で変換すると計算できます。
最後に。
sudo cp -a /usr/share/pixmaps/mozc/moebuntu/*.png /usr/share/ibus-mozc/と端末に入力すると、Mozcのアイコンが可愛らしくなります。
戻すときは、
sudo cp -a /usr/share/pixmaps/mozc/default/*.png /usr/share/ibus-mozc/です。
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